バルシューレ

先週の土日(2月15~16日)に北海道の旭川医科大学にて開催された、第15回障がい者スポーツ指導者全国研修会に参加してまいりました!

これは札幌の時計台
旭川での写真が一枚もなかったためこの写真を載せることに・・・

研修2日目に「障がいの有無にかかわらず楽しめるスポレク「バルシューレ」」というテーマで、北海道教育大学の奥田先生に御講義いただきました。

バルシューレとは、日本語に翻訳すると「ボール教室」です。バルシューレというスポーツではなく、ボールを使用したスポーツの基礎的な力を幼児期(または小学校低学年)から訓練するプログラムのことです。

奥田先生も講義の中でおっしゃっていましたが、私も、多くの方に生涯に渡って(ボールを使った)スポーツを楽しんでほしいという願いがあります。バルシューレの、特に基礎的な段階のプログラムは競技性よりレクレーション性を重要視しています。勝っても負けても楽しめるように、という感じで課題が設定されています。

私がバルシューレに興味を持ったのは、指導者が指導をせず、参加者(幼児や小学生)が繰り返しボールを投げたりキャッチしたり転がしたりできるように課題が設定されているため、無意識的にボールを使うスキルが身につき、向上していくようになっている、という点です。

これは、日ごろの指導や支援の方法にも共通する考え方です。こどもたちが喜んで課題を繰り返しているうちに、教えてもらわなくてもスキルアップするような仕組み作りが、運動スキルの向上や物事に対する理解の促進のみならず、自主性や問題解決能力をも向上させるために有効であると考えられます。

バルシューレについて、ご興味を持たれた方は、ぜひ、いろいろ検索して調べてみてください。

こども教室エールでは、この考え方を取り入れ、お子様が楽しんで取り組めるような課題の作成にも力を入れ、お子様の発達段階に合わせた形で、工夫をしながらバルシューレのプログラムも実施していこうと考えております。